ダウンタウンのコンドミニアム共用部。人の目が届きにくい狭小通路に面する非常口を、ステンレス製ゲート+連続スパイクで強化。高級感を保ったまま、侵入抑止と視認性を両立させた。

計画背景

・通路の特性上、よじ登り/乗り越え対策が必須。
・心理的抑止も含め、見せるセキュリティを意図。
・監視カメラ、警告サイン、電気錠と一体で運用。

素材と仕上げ

フレームはヘアライン系のSUSステンレス。無塗装のクリーンな質感が周辺の金属外装と調和し、長期的な耐候性と品位を確保。上端のスパイクは低背・フラット見えの納まりで、過度な威圧感を避けた。

セキュリティ × デザイン

・スパイクは等ピッチでリズムを作り、意匠ラインとしても機能。
メッシュ充填で内部の見通しを確保しつつ、手掛かりになりにくい構成。
・近接では強い抑止力、遠景では景観に溶けるバランスを設計。

施工ポイント(要約)

  • ステンレスフレーム+メッシュで剛性と透過性を両立
  • 上端に連続スパイクをレベル合わせで通し、乗り越えを抑止
  • 重厚ヒンジ+電気錠で耐久性と運用性を確保
  • カメラ・サインを一体計画し、視覚的抑止を最大化

成果

外構セキュリティを見せる抑止力として強化しながら、ステンレスの質感で高級感を担保。昼夜を問わず、安心感と品位を両立する非常口ゲートに仕上がった。