産業の静寂、明快な抑止力 — ワシントンD.C.のアパートにふさわしいギザギザ・ゴシック

ワシントンD.C. 共同住宅 よじ登り防止

中心部から少し外れた静かなワシントンD.C.の小規模アパートで、背の高い木製エントリーゲート、隣接するコンクリートの袖壁、そして階段塔を囲うスチール製セキュリティスクリーンに GIZAGIZA HEART ブラックを連続して設置した。通りからは細い影のラインに見え、近づけば 手掛かり足掛かり引っ掛け点を徹底的に排除する。(プライバシー保護のため住所は非公開)

コンクリートの袖壁に挟まれた背の高い木製ゲート。上部をブラックの GIZAGIZA HEART が連続して冠する。
木製ゲート+コンクリート袖壁——1本の連続ディテールで遮断。
階段塔を囲うスチールスクリーンの上端に沿って GIZAGIZA HEART を組み込む。
階段塔まわりのスチールスクリーンに一体化。
鋸歯状のクラウンを鋼材フレームに揃えて納め、細い影として読ませる。
構造に揃え、視覚ノイズを最小化。
コーナー部でクラウンを折り返し、コンクリートの角を回り込んでテコの支点を消す。
返しの効いたコーナー処理で工具の掛かりとテコを排除。
斜めからの眺め。天端に沿う繊細な影のラインとして読める。
遠目には細い影線、近くでは明快な「登れない」のメッセージ。
テンキー付き木製ゲートの正面。全スパンを GIZAGIZA HEART で一体的に冠する。
隙間・段差・手掛かりなしのフルスパン カバレッジ。

プロジェクト概要

  • 所在地: ワシントンD.C.(住所非公開)
  • 対象範囲: 木製エントリーゲート/コンクリート袖壁/スチール製セキュリティスクリーン
  • 採用製品: GIZAGIZA HEART(ブラック仕上げ、端部返し付きの連続ラン)
  • 目的: 静かなインダストリアル外観を保ちつつ登攀抵抗を高める
  • 備考: 中心線固定、ステンレス金物、ガタつきを防ぐ厳密な許容差

設計メモ

露出鉄骨と杉板型枠コンクリートがつくる厳密なリズムに対し、GIZAGIZA HEARTは天端に沿う細いクラウンとして連続する。近づいた瞬間、その機能は一目で伝わる。

住民の声

「歩道からは控えめだが、もう掴めるところがない。見た目を変えずにセキュリティラインが完結した。」

同様のアップグレードが必要? 建築とセキュリティ目標に合わせてGIZAGIZA HEARTの寸法・通り・仕上げを最適化し、過度に主張しない存在感で効果を発揮させる。

施工事例|サンフランシスコ 高級コンドミニアム ― 非常口ゲート(ステンレス × スパイク)

ダウンタウンのコンドミニアム共用部。人の目が届きにくい狭小通路に面する非常口を、ステンレス製ゲート+連続スパイクで強化。高級感を保ったまま、侵入抑止と視認性を両立させた。

計画背景

・通路の特性上、よじ登り/乗り越え対策が必須。
・心理的抑止も含め、見せるセキュリティを意図。
・監視カメラ、警告サイン、電気錠と一体で運用。

素材と仕上げ

フレームはヘアライン系のSUSステンレス。無塗装のクリーンな質感が周辺の金属外装と調和し、長期的な耐候性と品位を確保。上端のスパイクは低背・フラット見えの納まりで、過度な威圧感を避けた。

セキュリティ × デザイン

・スパイクは等ピッチでリズムを作り、意匠ラインとしても機能。
メッシュ充填で内部の見通しを確保しつつ、手掛かりになりにくい構成。
・近接では強い抑止力、遠景では景観に溶けるバランスを設計。

施工ポイント(要約)

  • ステンレスフレーム+メッシュで剛性と透過性を両立
  • 上端に連続スパイクをレベル合わせで通し、乗り越えを抑止
  • 重厚ヒンジ+電気錠で耐久性と運用性を確保
  • カメラ・サインを一体計画し、視覚的抑止を最大化

成果

外構セキュリティを見せる抑止力として強化しながら、ステンレスの質感で高級感を担保。昼夜を問わず、安心感と品位を両立する非常口ゲートに仕上がった。

施工事例紹介:サンフランシスコ住宅地アパートメントのファサード

サンフランシスコの閑静な住宅街に建つアパートメント。
外観はクラシカルな装飾を備えたアーチと、黄色みのある白壁が特徴的です。そのファサードに設置されたのは、ロートアイアンゲートと、ゲート上部に沿って配置されたギザギザのセキュリティスパイク
セキュリティ性を高めつつ、美しい外観デザインを損なわない施工となりました。


デザインと素材の調和

ファサードの大きなアーチには、装飾性の高いロートアイアンゲートを設置。
黒色の鉄材が白い壁に映え、エレガントな雰囲気を漂わせます。


セキュリティと意匠のバランス

ゲート上部には、鋭角的なブラックスパイクを連続的に配置。
不審者の侵入を防止するだけでなく、直線的なラインがファサードにモダンなアクセントを加えています。


装飾との一体感

アパートメントの外壁には、繊細なモールディング装飾やアーチ飾りが施されており、スパイクの直線的な黒が全体を引き締めます。
クラシカルな意匠に現代的な防犯機能を融合させた施工となりました。


アプローチの雰囲気

ゲートを通ると、その先には階段があり、プライベートな空間へと続きます。
防犯性を確保しながら、入居者や訪問者に安心感を与えるデザインです。


施工ポイントまとめ

  • ロートアイアンゲート:曲線装飾でクラシカルな印象
  • セキュリティスパイク:侵入防止とデザイン性の両立
  • 外壁の白と黒のコントラスト:清潔感と重厚感を同時に演出

まとめ

この事例は、**「クラシカルな外観に現代的な防犯機能を融合させる」**というコンセプトを体現しています。
黄色みを帯びた白壁に映えるブラックアイアンのコントラストは、美観と安全性を兼ね備えたデザインの好例です。

お問い合わせはこちらまで

ご質問があれば →
お問い合わせ
更なる情報が欲しければ →
会員登録